2019年8月23日金曜日

日本代表キッズたちの青春アメリカ武者修行

みなさんご無沙汰しております。

コンパスハウス・ディレクター、TKこと河口です。

今年は長梅雨に酷暑

年々気候変動が顕著になってきましたが

そんな夏に最高にクールな情報を提供いたします。


サマースキーの様子



ウィンデルズキャンプ



7/16-24にかけて

フリースキー振興活動団体コンパスプロジェクトの主催

株式会社スポーツユニティの企画(旅行代理店)により

Windells Camp(ウィンデルズキャンプ)へ日本のキッズが参加するコンパスツアーが開催されました。


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Windells Camp とは、アメリカ・オレゴン州・マウントフッドにある高標高帯の万年雪(氷河)を利用し

夏に雪上でスキートレーニングをする合宿のこと

フリースキーキャンプとしては世界屈指の歴史と人気を誇り

世界中からキッズがトレーニングにやってくる。
6月~8月の期間中に約400人参加)

選手はビギナーからプロクラスまでグループに分かれ、

コーチの指導を受けながら暖かい気候とのんびりした雰囲気のもと、キャンプ専用パークで

伸び伸びとスキートレーニングに励むことができる。

またコーチとは別にWindellsがオリンピックやXゲームに参戦する大物ゲストを招集していて、

世界に名だたるトップアスリートと同じフィールドで滑れるのが醍醐味。

トランポリン・スケートボード・ドッジボール大会・バスケットボールなど

下山後も21時まで参加者を満足させるアクティビティが目白押しで、リピーターが止まない。

また、怪我や病気などのトラブルが発生してもキャンプ内に診療所があるほか

ポートランド市内の総合病院と連携し、さらに医療スタッフも充実しているため

サポート体制が万全で安心してトレーニングに励める。

キャンプ内のトランポリン


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今年で3年目のウィンデルズツアー

参加者は基本的には一般公募ですが、

ジュニア世代のフリースキー日本一を決めるシリーズ戦『Japan Jr Freeski Open

の上位入賞者は招待 or 参加優遇されておりツアーに参加するのは、

大人顔負けのスーパーキッズばかり。

そんなスーパーキッズをフリースキーの本場アメリカに連れ出し、

心身ともに急成長を図る武者修行の旅を安全に遂行するのが我々の使命です。

その証に、このツアーの卒業生は、多くがナショナルチーム入りを果たしたり

ARMADAライダーやROXYライダーの座を掴んだりするまでに成長しています。



私は昨年よりこのツアーのサポートとして帯同し

キッズたちの海外挑戦を共に過ごさせてもらっておりますが

さて今年のツアーの様子はどうだったのか

ここに青春の1ページをレポートしようと思います!




コンパスツアー

出発の成田


出発当日

メンバーは不安と緊張の入り混じった表情で成田空港へ集合

中には海外はおろか、飛行機に乗ることすら初めての選手も。

普段は互いに試合を転戦するライバルだけに、多少の面識があるものの

みなまだ若く思春期世代なだけにギコチなさがありました。
(現地に着く頃には打ち解けるあたりがカワイイ笑)


見送る保護者の方々にも、まだ幼さの残る我が子の門出に多少の不安が見てとれます。

私が引率監督として何があっても選手たちの味方でいること

ひとりも欠けずチームで無事に帰国すること

を選手達と保護者のみなさまにミッションとして約束し、挑戦を見守ってもらいます



実はツアー前に個人的に教育コンサルタントに相談したうえで、独自のプログラムを作成

目標を参加選手だけの意思で定め、ベクトルを合わせ、達成のためにチームで検討を重ね

まわりの大人や環境を良い意味で利用して『自力で』ゴールする

そうなるように日々のルーティーンを考えました。




そして引率監督として、今この瞬間の成長ではなく、

今後の人生において

いかにトラブルを乗り越えるか

いかに自力で海外で生活するか

いかに目標を設定し達成に向けて努力するか


噛み砕くと、英単語がわからない時に、答えとなる単語を教えるのではなく

わからない英単語について調べ方を教える


そんなツアーを目指しました。


現地到着の夜にはこの通り


コミュニケーション


わざわざ海外まで赴いて修行する理由のひとつがコミュニケーション能力の向上です。

現地に着くと、早速言葉の壁を感じ、葛藤が始まります。

外国人と初めてコミュニケーションする選手もおり、各々戸惑いは隠せませんが

その試行錯誤は成長のチャンス!



まずは外国人との挨拶と自己紹介の流れを教えた上で


みんなが話しているのは『外国人』という生き物ではなく同じ人間だよ!

同じ人間同士、面と向き合ってコミュニケーションしよう!

仲良くなりたいという意思を伝えよう!

そしたら言葉は曖昧でもすぐに友達になれるよ!


と私なりの信念を伝え、必ず自分から挨拶するよう促し、サポートしつつ遠くから見守ります。


アメリカの女の子とバドミントン対決!



日が経つにつれ、選手の意識が変わり、自力で外国の子と話している様子を見かけるようになりました。

そして自分から英単語や現地習慣について、私にも質問をしてくれるようになりました。

各々のペースで、各々のやり方で、コミュニケーションのコツを掴んでくれました。


キャンプのゲストプロライダーTylerと



キャンプのゲストプロライダー Willと



アメリカの雄大な大自然


アメリカは自然を守るために、美しい場所を誰にも独占支配されないよう、

国立公園という公有地の概念を初めて作った国家

(イエローストーン国立公園が世界での国立公園指定第1号)

それだけに自然保護の考えが進んでいますし、そもそも自然の規模が半端じゃなく大きいです

そしてオレゴン州は幸いにも自然保護やアウトドアスポーツが盛んな地域

(キャンプ会場となっているマウントフッドも国立公園です)

選手達はアメリカらしい大きな大きな針葉樹林のなかで生活し

青空に高くそびえるマウントフッドに毎日通い

大地を割くように滔々と流れる川でラフティングを体験し

日本の繊細な自然とは全く違った、太古から変わらぬ大自然のなかで生活しました

日頃から自然と一体になる『スキー』で遊ぶ選手たちです

きっと何かを得たことでしょう

マウントフッド国立公園



フッド・リバーでのラフティング



ラフティング集合写真



スキー真剣勝負


コミュニケーションや生活でカルチャーショックを受けたものの

選手達はいざ雪山に上がれば水を得た魚

異文化に戸惑っていた姿を微塵も感じさせず伸び伸びとライディング

アウェイ感を感じることもなく、すぐに海外のルールに順応しました。

そこはさすがに日本を代表する選手たちです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
海外のパークルール
海外では列を作ることはなく、スタートしたければそれをアピールしてドロップイン
しかもドロップのタイミングはかなりタイトで、次々とジャンプします
ただしトラブルの際には全員で声を発し、パークにいるみんなで協力してラインをストップ
安全管理は徹底されています
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


みんなで決めたゴールに向かって各自が毎日目標を定め、

目標達成に向けてプロセスを考え、連日のようにハイパフォーマンスを繰り広げました。

そうするうちにウィンデルズキャンプ内でジャパンチームの存在感が徐々に増していきます。

歴代参加の先輩達が日本チームの強さをアピールし続けてくれたおかげもあり、

コーチ陣や常連キャンパーからの『YEAH!』の歓声は大きめ!

スキーを通じて友達もでき、ホームのような雰囲気を作ることができました。

それにより来年への道筋も作ることができました。


ライダー陣と


選手の意識


親に頼らず海外へ行くのはもちろん、親元を長期間離れることすら初めての選手もいたので

行動の端々に戸惑いを見せる選手がいたのも事実

まだ幼い彼らですから、ホームシックになりかけたり、忘れ物をしたり、寝坊したり、

そんなことも少しだけありました


ところが、旅も中盤になると、

時間は守る

出発前に自発的に荷物チェックは済ます

みんなで支え合う

と、すっかり見違えるようになりました。

掛け替えのない仲間に



自力で目標を達成することを目指していたことが奏功し

選手は自らの意思でその日のスケジューリングまでできるようになり


何時にリフトに乗りたいから

そのためには何時にキャンプを出なきゃ

ということは朝ごはんは何時?

家を何時に出れば間に合う?

じゃあタカヤさん、朝7:20に支度を済ませて玄関集合でいいですか?


こんな会話が朝と晩のミーティングで出るようになりました。



スキーのあと、キャンプへ戻りオフスノーのトレーニングをして夕飯を食べて帰宅すると、

選手達は私に動画の整理と公開を要求してくれて

その日撮影した動画で反省会を開催

毎晩恒例のムービーチェック



自分の滑りを繰り返し眺め、年齢や立場を越えてお互いにアドバイスし、

明日へのイメージを高めて具体的な目標を再設定するまでになりました。




キャンプの期間全体で設定したゴールは

スキー上達

世界で戦うスキーヤーを目指す

ウィンデルズキャンプで存在感を示す

オフスノーでも立派な人間になる



その結果、みんなのベクトルが一致し

チームとして走り出し

スキーへの情熱が爆発し

意識が変わった瞬間を目撃することができました






我々大人は、日々に忙殺され、日常をこなすうちに

つい情熱を燃やすことをやめてしまいます

ところが選手達は、寝ても覚めてもスキーのことばかり考えています

雪上にいるときはもちろんですが、移動中や食事の前後でさえスキームービーを眺め

自分の滑りの動画をチェックし、スキーに没頭




私は偉そうに散々アドバイスしたくせに、

情熱のままに夢に向かって突っ走ること

というイチバン大切なことを、まだ幼さの残る選手達に教えてもらうこととなりました

恐れ入りました。



青春とは人生の一時期を指すのではなく、心模様を指す


とは海部元総理が仰った私の好きな言葉

若くないと諦めず、時には全てを振り切り、全力で走らないといけませんね!





話は戻りますが

選手達はスキーを通じて、情熱を燃やせるライバル(人生の友とも呼ぶ)を見つけ

青春を共に過ごします

旅う通じて『知り合い』は『仲間』に




スキーは自然と一体感を生むだけでなく

掛け替えのない仲間と巡り合わせ

人生を豊かにしてくれる

素晴らしい遊びだと改めて気づかせてくれました

我々もキッズに見習い、純粋にスキーに向き合いたいものです!


チームのコーチを担当してくれたReeceと


参加者選手紹介 (50音順)


成田空港にて帰国報告

加藤 叶楽

Kato Miraku
13
北海道ニセコより参加

ニセコの老舗人気バルJAMの息子にして生粋のニセコローカル
今回参加のなかで唯一『Japan Jr Freeski Open』に参加した実績のない選手ながら、
道産子ライダーらしいスタイル溢れる滑りと卓越したフリーランは特筆

自然環境に対する考えや振る舞いに知性を感じ、魅力溢れるアップカマー
キャンプを通じてイチバン変化を感じた選手





金井 

Kanai Kairi
12
群馬県沼田エリアより参戦

Japan Jr Freeski Open』において12歳以下のクラスを制し日本一になった実力者
今回名実共に日本代表としてアメリカ挑戦
正真正銘のコンペティターは、安定感抜群でコーチからも高評価

天真爛漫なキャラクターでチームのムードメーカーとなり、
さらには外国人にも物怖じせずコンタクトを挑む愛らしい性格がマッチし
期間中友達をイチバン多く作った、海外向きのヤングガン



菅原 希昴 

Sugawara Kiho
11
山形県より参戦

Japan Jr Freeski Open12歳以下のガールズクラス優勝者
見た目の可愛らしさとは裏腹に、実はかなり負けず嫌いなコンペ向きスキーヤー

今ツアー参加者中、唯一の女の子にして最年少ということもあり、苦労するかという予想を越え、数日で見事に順応
年上の男の子達に負けず劣らず、自分のペースでトレーニングに励んでいました
イチバン頑張った選手






野口 陽翔

Noguchi Haruto
15
愛知県より参戦

15歳ながらオープンクラスやプロクラスでも常に上位進出するコンテスト常連にして、
国内トップクラスのライディングを誇る実力者
安定感抜群のジャンプと完成された動きで国内外での知名度も高く、
キャンプでも注目の的でした

オフスノーでも兄貴的立ち位置でチームをまとめてくれた精神的支柱





原山 琳太郎

Harayama Rintaro
14
長野県戸隠より参戦

スキーが盛んな風光明美な土地に育ち、幼い頃からスキーに励んでいたこともあり、まだ若いながら18歳以下のクラスで上位進出
基礎に基づく正確な動きを武器に、今後の活躍が期待される選手
人見知りの感があったがすぐに馴染み、無邪気に友達と絡む人懐っこいキャラクター

健気に試行錯誤を繰り返し、キャンプ中の成長が著しかった選手






さいごに選手のみなさんへ


ウィンデルズキャンプおつかれさまでした!

長いようで短かった滞在でしたね

最初に掲げた最大のミッション

『みんなで無事に帰って来る』は達成!




君たちに残されたミッションは

こんな貴重なチャンスを与えてくれたご両親に感謝すること

さらに今回のキャンプで学んだことをご両親に見てもらうことです





みんなでキャンプで学んだこと

●時間・約束を守ること

●スキーがうまいのはもちろん、それだけでなく、人として尊敬されるような
分け隔てない振る舞いができるライダーを目指すこと

●両親をはじめとするサポーターに感謝し続けること

●世界中に友達がいて、視野の広い、器のデカイ人間を目指すこと

●目標を持ち、それに向けたプロセスを考えることを忘れないこと



時には厳しいことも言いましたが

全ての指導はみんなのためにしたつもりです



なので、この遠征が終わっても、僕の思いがみんなの胸に残り続け、

少しでもみんなの人生が、プラスに変わるきっかけになったことを祈るばかりです



そしてせっかく一緒にアメリカを旅した仲間です

今後海外に挑むときや、スキーに困った時などは気軽に相談してきてください

何より今回できた日本の仲間、世界中の仲間を大切に

また雪山で会いましょう!









河口 TKY 尭矢


この文章は
COMPASS HOUSE BLOG (河口著)
と同じものを掲載しております

2018年11月6日火曜日

友に捧げる オーロラと出会うコツ

フェアバンクス郊外のオーロラ



突然ですが

私は北極圏が大好きです

大きな野生動物が堂々と闊歩し

アラスカ ヘインズ周辺の野生のグリズリー




夏はずっと明るい(白夜)

冬はずーっとずーっと暗い(極夜)



ストックホルムの白夜




AM2:34 でこの明るさ





人の住まいなんて広大な土地に数えるほどしかなく

文明とは無縁
(場所によっては貨幣文化はなく物々交換)


想像しがたい厳しい自然環境

そんな寒風吹きすさぶツンドラの荒野に立つと身震いします

(寒さではなく感動で)



アラスカの氷河



( かつて 旅の情報サイト『Tabippo』にて、極北の旅について執筆したリンクが コチラ
( 北欧の北極圏ラップランドについて執筆したリンクが コチラ




そんなわけで私は人と旅の話をする度に北極圏をお勧めするわけですが

そういう話をすると、高い確率で

『一生に一度はオーロラを見てみたい』

と皆さんおっしゃいます




私は考える間も無く、食い気味に

『絶対に見た方がいい』

と即答

そのスピードたるや高校生クイズの決勝進出者を凌ぐほど

この調子ならニューヨークに行けるかも。。。



オーロラは、神秘的と言わざるを得ないほど

想像の何万倍も美しく

強く強く強くオススメします




フェアバンクス アーバンのオーロラ






実は以前からオーロラについて記事にまとめたかったのですが

クズは私は後回しに・・・



ただ、ちょうど親友のひとりの旅先相談に北欧オーロラツアーを勧め

嬉しいことにこちらの提案を買ってくれたので

その友のオーロラ観察の助けに一役買いたいとの思いから

この機会に文章をまとめ、一気に書き上げます!

決めたらやり遂げる!

(11/7 12:00現在 その友人はオーロラ見れたそうです 追記)


これからの時期にオーロラ鑑賞ツアーに行かれる方も見えると思います

合わせてぜひご参照ください





オーロラとの出会い


私が初めてオーロラを見たのは22歳のとき

(22サイト言えばちょど3年前だった気がする 笑)

夏の間、夜中まで太陽に照らされ続けるユーコン準州(@カナダ北極圏)にて

約1ヶ月に渡る北極圏の放浪とイヌイット農家での異次元のファームステイを終え

その足でトロントへ向かう道中のこと

(当時は極貧なのでバス&ヒッチハイク移動)

グレイハウンド・バス(北米大陸を網羅する長距離バス)の乗り換えのため、

フォート・ネルソンという少しだけ南の街に到着した瞬間でした



無事文明に戻り

弱い自分を奮い立たせ北極圏に単身飛び込んだ達成感と

そして張り詰めた緊張感が解けて滲み出た疲労感を味わいながら


白夜の地域を抜け、久しぶりに夜を迎え、23時頃ようやく薄暗くなり

暗闇のグラデーションに目を奪われている瞬間でした




空に明るい雲がうごめいてる

それにしても変な動き・・・

???

なんだアレ???

???



こちらはイメージ写真 4年前ホワイトホース市街にて撮影



よほどアホ面で空を眺めていたのでしょう

Thats Northern Lights !!
(ノーザン・ライト 英語でオーロラの意)

同じく次のバスに乗り換えようとしているオジサンが、オマエ見たことないんだろ!?

とからかうように教えてくれたひと言により

私は光の原因をオーロラと認識し、妙に納得し

同時に鳥肌が立ち、全身の毛が逆立つほどの感動を味わったのを今でも思い出します




その半年後の極寒の冬、再び氷に覆われたユーコンを訪ねオーロラと再会

感動を重ねました

その後もアラスカをはじめとする旅のなかで度々巡り合い

いろいろな土地でいろいろなオーロラを見ることで

効率よく当てるコツも覚えました


その結果、過去に友達のオーロラ鑑賞をコーディネートしたこともあり

余命わずかな父にオーロラを見せるため、旅に連れ出したこともあり

それなりの確率でオーロラを当てられるノウハウを身につけたのでここで紹介いたします

(以下をご覧いただき、ご希望の方はガイドもしくはコーディネートいたします笑)



オーロラを知る


オーロラは、太陽から発生する太陽風が、極地の磁場に衝突して発光する現象と考えられています

北極・南極の周り、北緯60°前後で帯のように発生します

メカニズム



日本ではオーロラの存在自体を知っている方は多いものの、あまりに別世界の現象すぎてその正体が未知なので

オーロラは寒くないと見られない

冬でないと見られない

夜中でないと見られない

というような数々の誤解があります

ですが、実はそんなことはありません


実はオーロラは365日、24時間、発生している可能性があります。

極端な話をすれば

夏の昼間、サンサン( Sun Sun )と輝く太陽のもとでも発生している可能性はあります。

(そして本当に明るいものは、日中でも確認することもできます)


加えて南極付近の例えばオーストラリア南部や南アメリカ大陸南部でも観測できることはあります




ただ、あくまでオーロラは天体現象です

単純に暗い方がよく見えるので

夜が長い冬の方が、観測の確率が上がるということです

(オーロラ発生域の夏は白夜なので暗くなりません)


説明が回り道しましたが、その結果として

オーロラ観測の旅なら冬に極北へ行きましょう!

ということです

地表の気温や季節は、オーロラの発生には一切関係ありません!


流れ星を想像していただくとわかりやすいかと思います

流れ星も24時間365日発生していますが

流れ星が発生する条件が整い

暗くて晴れていればよく見える

というシンプルなものです




●まずは旅先を決める


ということで

気温が低ければいいというわけでもないのがオーロラ観測

そして北に行けばいいというものでもありません

(北極点では逆に見えないことも)

オーロラが見たければ、オーロラが発生しやすいエリアに行くのが鉄則です

しかもできるだけ晴天率の高いエリアを選んだ方が、確率は上がります

(基本的には内陸ほど晴天率が高い)



以下にオーロラ観測で有名な街を挙げます

カナダ・・・・・イエローナイフ
        ホワイトホース
アラスカ・・・・フェアバンクス
ノルウェー・・・トロムソ
スウェーデン・・アビスコ
        キルーナ



ただ、オーロラ観測の都合だけで旅先を選んでしまうと、

・昼間全くやることがない

・大自然すぎて自力では何もできず、移動にしても宿泊にしてもイチイチ大金がかかる

・万が一にもオーロラが見れなかった場合、何もできずに帰る

なんてトラブルが発生し

せっかくの旅が台無しになってしまいます


個人的にはある程度の都市機能や魅力的なアクティビティ、または観光地のある場所を目的地に選び

(私のオススメはホワイトホースとトロムソ)

そこを中心に何ヶ所か周りながら旅のなかでのオーロラ観測をオススメします




2年前 アラスカ・デナリ山域でのスキー



そしてできれば自力で移動できればベターです

(夜中に真っ暗な街の郊外まで車で走れたりすると確率が上がります)

当時の移動手段 @北極圏 ダルトン・ハイウェイ(ジャリ道 笑)





オーロラを観測する条件


ではオーロラの発生する条件とは。。。?

先述した通り

オーロラは太陽風が発生に関わる大きな要素です

太陽風の強弱がオーロラの発生に直結します

太陽風は太陽の活動から7日前後で地球に届くという逆算から

太陽の活動を観測しておき、太陽風が読めれば、オーロラの発生が『ある程度』予測できます

・太陽風

・当日の観測地の天候

このふたつがオーロラ観測を左右する大きな条件となります



そうは言っても、これらの条件は我々人間にはどうすることもできません

なのでオーロラを確実に見たいなら

可能な限り長期間滞在する

そしてある程度自由に行動できるようにしておく


というのが、なんだかんだで近道です


予報サイト


とはいえ太陽風を観測するなんて、我々には至難の業ですね

でも安心してください

太陽風から逆算し、オーロラの発生率と発生場所を『ある程度』予測するサイトが存在します



北米(ユーコン・アラスカエリア)

Aurora Forecast (クリックするとサイトに飛びます)
直近3日間のオーロラの発生率予測

Article Range (クリックするとサイトに飛びます)
直近3日間の発生予想エリア・発生率・天気



北欧(スカンジナビア周辺)

Norway Lights(クリックするとサイトに飛びます)
直近3日間の時間帯ごとの予測とオススメ度

Norwegian Centre for space weather(クリックするとサイトに飛びます)
ノルウェー各地の状況とライブカメラ

Aurora Service (クリックするとサイトに飛びます)
太陽風の強度の予測と発生エリア予測




こんな感じで教えてくれます

↓↓↓

Article Renge のサイトのページ例






これらを参考に、オーロラが出そうな日程やエリアを絞ることができます

(ただし、予測に反して全く輝かない、もしくは逆でいきなりデカいオーロラが出る、なんてことも多々)






●天体観測には不可欠な天候予測

いくら大きなオーロラが出ていても

曇っていたら何も見えません

そこで天気予報

Weather Forecast(クリックするとサイトに飛びます)

このサイトは、少しだけ慣れが必要ですが

Serach(検索欄)に目的地を入力すると、

雲の量、気温、降水量、日の出&日の入りなど

細かく伝えてくれます



例えばアラスカ・フェアバンクスの天気予測(クリックするとサイトに飛びます)

↑↑
こんな感じ






このサイトの読解が難しければ、

googleに 『 Fairbanks  Weather 』

(地名は各自の目的地)

なんて入力すればすぐ教えてくれます


天気を確認して、雲のない日時に観測しましょう




夜の時間を知る

しつこく言いますが

オーロラを見るには、暗い夜の時間帯のほうが断然確率が高いです

日本にいると四季を通じても極端に日照時間の差は感じません

でも上にて何度も申し上げている通り北極圏には、白夜と極夜があり、

太陽はズーーっと沈まなかったり

またはズーーーっと登らず真っ暗だったり

とにかく日本人には想像がつかないほど極端な動きをします



そのため毎日毎日 日の出と日の入りは刻々とズレていきます

その積み重ねで、日没時間は1ヶ月で2時間くらい変わります


なので暗くなる時間を知っておく必要があります



北極圏で日没の時間を間違えると、オーロラ観測の失敗だけでなく

残念ながら命の危険が出てきます。。。


なのでこのサイトを参照!!





↓↓↓


こんな感じでテキストとグラフで教えてくれます







このサイトを参照して、計画的に観測時間と行動予定を定めましょう

ノルウェー フィヨルドの白夜(夜中0時前後)




●最後の奥の手


こうして

・発生する地域

・確率の高い日

・当日の天候

・夜の時間

がわかったら

あとは天に任せてジッと待つのみ!!



と意気込みたいところですが、北極圏の冬の夜は寒いんです

特にアラスカだと、-35℃とかザラで、本当に死んじゃうくらい寒いです

(北欧は実は意外と暖かい)

夜中に外出してる人なんていません




そこでズルしちゃいましょう

ライブカメラです


自分が今いる街の空が写ってるライブカメラ映像をウェブで探し

空の様子を部屋から眺めます

(部屋の窓から眺めるよりキレイに見えます)




暖かい部屋で、シャンパンでもココアでも飲みながら

ライブカメラをつけてダラダラしてましょう


そしてライブカメラにオーロラが映った瞬間、服を5枚と厚手のダウンを着て外へダッシュ!


例えば。。。アラスカのフェアバンクス(クリックするとサイトに飛びます)

例えば。。。ノルウェーのトロムソ(クリックするとサイトに飛びます)

ホワイトホースのダウンタウンに現れたオーロラ
(ライブカメラではありません)





●まとめ


このように今やオーロラ観測は情報戦です

事前に確率が高い日程と確率が高い地域を割り出し、確実にオーロラを見つけましょう!


とはいえ、オーロラは自然現象であり、どこまで行ってもコントロールすることはできません

突然予測しない場所に現れたり消えたりするもの

その一期一会こそがオーロラの魅力のひとつであり

その希少価値こそが感動する最大の理由なんです!



なのでできるだけ長い時間北極圏に滞在し

オーロラばかりに気を取られず

オープンマインドで各地転々としながら旅を楽しみましょう

(そもそも北極圏というのは、過酷な自然環境なので、そこに滞在しているだけで価値のあることなのです)



ヘインズ・パス付近のカナダ・アメリカ国境



白い吐息に覆われた、大地を揺るがすほどのエルクの群れにめぐり合い

川や池、そして岩や地面までもが凍りつく光景に目を奪われ

自分史上ないほど厚着してマイナスの気温を楽しみ

道楽社長かのごとく、昼間ほんの少ししか顔を出さない太陽にありがたみを感じ

海を渡り我々モンゴロイドと同じDNAを持つと言われる氷の民イヌイットとの出会いに魂を揺さぶられ

北極圏にいること自体を楽しむ



そんな旅の移動中、車の窓からふっと振り返ると

頭上に光のカーテンが静かに揺れてたりするもの



鳥肌が立ち、言葉を失うほどの一期一会の出会い

してみませんか???


慣れればオーロラと記念撮影も可能 感動モノ!


※写真は全て私の撮影です







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