コロナの規制が本格的に緩み始めた2022年11月
早速バリ島を起点に、インドネシアへサーフトリップへ行ってきたので、入国について現地で見てきた実際の状況を共有します。
なんの手続きと準備が必要なのか?
何を空港で求められるのか?
実体験をもとに、観光客視点で記述しますので、参考にしてください。
(観光客視点ですが、全国通訳案内士、総合旅行業務取扱管理者資格、
総合旅程管理主任者資格を所持しており、情報ソースとしては信頼できるものと思います。)
ただし段階的に規制が緩和されて諸々のルールが急激かつ大幅に変わってます。
最新情報のチェックは抜かりなくお願いします。
在インドネシア日本国大使館公式ページ
https://www.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
インドネシア入国の条件
①パスポート有効期限6ヶ月以上
②ワクチン接種証明(2回以上)
③アプリ(PeduliLindungi)のダウンロード
![]() |
左が日本政府発行のワクチン接種証明アプリ 右がインドネシア政府発行のワクチン接種証明アプリ |
①パスポート有効期限
パスポート有効期限については各自でチェックのこと。
コロナ対策に気を取られ、パスポートの有効期限のチェックを忘れて出国できなかったというケアレスミスが発生しているようです。
②ワクチン接種およびワクチン接種証明
インドネシアでは入国に際し、2回以上の接種が義務付けられています。
2回接種でも入国は可能ですが、帰国の際に72時間以内のPCRの陰性証明が必要だったり
帰国後の隔離が必要だったりしますので、3回以上接種してからの渡航をお薦めいたします。
マイナンバーカード所有の方
ワクチン接種証明書は『接種証明書アプリ』にて即発行可能です。
日本語と海外対応の英語表記で、QRコードが表示されていることを確認してください。
マイナンバーカードの発行をしていない方
市役所や区役所の担当課にお問合せください。
海外用の接種証明の発行をお願いすると、英語表記でQRコードが表示された証明書を紙面にて発行してくれます。
ただし自治体によって2-3日もしくはそれ以上かかりますので、早めの準備を。
可能なら紙面の証明書もスキャンしてスマートフォンにて画像データとして持ち歩くと便利です。
(スキャンはコンビニのコピー機でも可能です)
③アプリ(PeduliLindungi)のダウンロード
インドネシア政府発行のこのアプリでワクチン接種証明を登録する、というのがこのアプリの主旨。
ところがワクチン接種を登録するにも、登録したあと承認を待つにも、バグやら承認待ちやらが多く、
なかなかスムーズに行きません。
私は、インドネシア以外のワクチンという欄から念の為登録してから出国しましたが、実際にはトップ画にて
ダウンロードしてあるアプリを見せたのみで、内容まで確認されることはありませんでした。
それ以上に、②の接種証明書の方が重宝しました。
とはいえ、入国の必須条件になってますので、必ずダウンロードを。
ビザ申請
入国受入れ再開以来、VOAはコロナ前と同様になりました。
日本人のパスポートは、観光滞在の場合は基本的にはビザの事前申告は不要です。
現地でVOA ( Visa On Arrival = 到着時発行ビザ ) というビザを現地インドネシアの空港で購入して入国します。
就労滞在・長期滞在・政府関係者入国などは例外で、事前申請が必要ですので要注意。
かつて、ビザ購入用の米ドルもしくはインドネシアルピアを現金で用意して入国する必要がありましたが、
それはもう過去のお話。
今ではクレジットカードで現地でビザを購入できますのでご安心を。
結論から言えば、ビザ申請は不要。
手ブラで入国可能です。
いざ出国
出国時の航空会社のカウンターではインドネシア入国条件の
①パスポート有効期限6ヶ月以上
②ワクチン接種証明(2回以上)
③アプリ(PeduliLindungi)のダウンロード
の確認。
他はコロナ前と変わらず出国手続きを完了させるのみ。
煩わしい手続きさえ、久しぶりすぎて旅を盛り上げるエッセンスとなります。
そしてドキドキの入国
手続きやアプリダウンロード用に椅子を用意してありますが この列とは別にドンドン受付に突っ込んで行きます |
チェック項目は事前アナウンス通りコチラ |
いざ現地に着いても、手続き忘れなどないか不安でした。
なんだか前にも増して更に煌びやかになった印象のあるホールで、
早速コロナ対策のカウンターが待ち受けています。
このカウンター、あまりに簡素で素通りし放題ですが。。。
コチラで入国条件である
①パスポート有効期限6ヶ月以上
②ワクチン接種証明(2回以上)
③アプリ(PeduliLindungi)のダウンロード
を確認され、アッサリと次のカウンターへ
VOAカウンター
コチラのカウンターにてビザを購入(IDR500000)
日本円とインドネシアルピア、どちらの通貨で支払うか質問されます。
どちらでもいいなぁと思いつつ。。。
¥1 = IDR100
と言われ、ルピアで払うとクレジット会社の当日のレートで換算されますので、少々お得なのでルピアを選びました。
ちなみに 後日確認すると、¥4838 (IDR=0.009676円) でした。
イミグレーション
次のカウンターは、イミグレーション、つまり入国管理局。
ここで滞在日数や滞在の目的などを質問されますが、コロナ前後で特段の変更はありませんので割愛。
バリ島デンパサール、ングラライ空港の税関は、両手人差し指の指紋デジタル登録が導入されていました。
もちろん写真撮影はNGのため、写真もございません。
税関
預け入れ荷物をカルーセルで受け取って、最後に税関へ。
以前は機内で紙を配布され、狭い座席で手荷物を漁りながらパスポートを引っ張り出しつつ、
煩わしく書き込んでいましたが、今はオンライン申請となっています。
税関の事前申告サイト
ただし、コチラの電子申告、なんと当日のみ有効。
私はこの情報を手に入れた矢先、気合いのあまり事前に入力を済ませてしまい、税関ゲートにて
『You are expired ( 期限切れだよ )』
と無情の宣告を受け、その場で税関のwifiに繋ぎ直して入力し直し。。。
長蛇の列に並び直しとなりました。。。。。
入国直前のワクワクしているタイミングでのお預けにイライラソワソワ。
なのでweb入力は、インドネシア入国の当日に済ませましょう。
ただし、バリ島デンパサール・ングラライ空港のフリーWi-Fiはメチャクチャ弱いです。
出発と到着が同日なら出国直前に済ますか、ギリギリのタイミングでの税関Wi-Fiにて
手続きすることをお薦めします。
インドネシアでの島間の移動
![]() |
ONLINEの看板と共にオンラインチケット購入の代行業者が並ぶ |
事前情報では、島を渡るフェリーでもインドネシアのワクチンアプリ ( PeduliLindungi ) の提示が
必須とされていました。
ところが実際は、一度も見せることはありませんでした。
一度だけワクチン接種証明書を提示しましたが、それだけ。
入国の水際でさえルーズになっているだけに、国内移動はもっとルーズになっているようです。
ただし、フェリーチケットの購入はオンライン(E-Ticket)に統一されていました。
自分でオンラインチケット購入使用にも、インドネシア語ばかりでよくわからず不安でしたが、
フェリーターミナルの近くに行くと購入の代理店が乱立していたのでそこでお願いすれば手続き可能です。
ショッピングモール
ショッピングモールでもインドネシアのワクチンアプリ ( PeduliLindungi ) の提示が必須という事前情報でした。
ところが街では提示は一才なし。
ホテルでも一才なし。
そればかりか、誰もマスクすらしていません。
でも接種証明書は持ち歩いた方が安心です。
そして帰国
事故も感染も怪我もなく無事に帰国の途へ。
2022年10月に政府の方針が変わり、ワクチンを3回以上打っていれば、
帰国72時間前のPCR陰性証明や帰国後の隔離措置などが撤廃。
これは大きな追い風です。
バリからの出国はスムーズです。
入国の税関と同じで両手人差し指の指紋をデジタル登録して出国手続き。
かつて、出国税のようなものを搾取され、現地通貨を使い切った身に重い負担がありましたが
(丁寧にATMまで用意されていました)
今はなんの支払いもなくサクサク出国です。
帰国後の成田空港
帰国後、健康状態の観察のためにパスポートと紐つける機能が設定されていました。
日本に渡航する外国人はみんな知っているようでしたが、日本人は逆に知らない人ばかり。
事前に知らなくても困りませんでしたが、念の為情報共有です。
コチラで帰国後の健康状態を観察するようです。
でもアプリがなくても、厚生労働省のwebサイトに必要情報を入力すればスムーズに帰国できます。
コロナ感染症対策質問web
https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/
スタッフが常駐し、その場で入力できるようにアシストしてくれますので心配は不要です。
トランジットで寄ったマレーシア
ちなみにマレーシアの入国に関するコロナ対策措置はというと。。。
アプリ不要、ワクチン不要、ワクチン接種証明書不要。
もうコロナ前となんら変わりません。
ビザも不要。
とにかく全て気軽です。
まとめ
念願の出国
久しぶりの渡航。
久しぶりの海外。
かつて住み込んだほど好きなバリ。
数えきれないほど通ったインドネシア。
待ちに待った入国の瞬間は鳥肌モノでした。
ぜひ皆様も久しぶりのインドネシアへ!!
この記事がその一助となることをお祈り申し上げます。
また、ヘルプが必要な場合は、遠慮なくご連絡ください。
インドネシアや東南アジア諸国はデング熱やマラリアなど、
もっと過酷な感染症を乗り越えた経緯があり、国民はとても逞しいです。
コロナは比較的軽度な感染症なので、もう気にしてもいません。
実際、WHO発表でコロナは感染症危険情報において、レベル1までスケールダウン。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221019/k10013864221000.html
海外ではコロナはもう過去の感染症となりつつあります。
遅れを取らないよう、私たちも行動再開しましょう!!
(ただし緊急事態宣言は解除されていませんので油断は禁物)
(くれぐれも最新情報をチェックして渡航されてください。)
(入国、出国、帰国ができなかった場合でも当サイトでは一切責任を負いかねますのでご了承ください。)