友に捧げる オーロラと出会うコツ

2018年11月6日火曜日

友に捧げる オーロラと出会うコツ


フェアバンクス郊外のオーロラ



突然ですが

私は北極圏が大好きです

大きな野生動物が堂々と闊歩し

アラスカ ヘインズ周辺の野生のグリズリー




夏はずっと明るい(白夜)

冬はずーっとずーっと暗い(極夜)



ストックホルムの白夜




AM2:34 でこの明るさ





人の住まいなんて広大な土地に数えるほどしかなく

文明とは無縁
(場所によっては貨幣文化はなく物々交換)


想像しがたい厳しい自然環境

そんな寒風吹きすさぶツンドラの荒野に立つと身震いします

(寒さではなく感動で)



アラスカの氷河



( かつて 旅の情報サイト『Tabippo』にて、極北の旅について執筆したリンクが コチラ
( 北欧の北極圏ラップランドについて執筆したリンクが コチラ




そんなわけで私は人と旅の話をする度に北極圏をお勧めするわけですが

そういう話をすると、高い確率で

『一生に一度はオーロラを見てみたい』

と皆さんおっしゃいます




私は考える間も無く、食い気味に

『絶対に見た方がいい』

と即答

そのスピードたるや高校生クイズの決勝進出者を凌ぐほど

この調子ならニューヨークに行けるかも。。。



オーロラは、神秘的と言わざるを得ないほど

想像の何万倍も美しく

強く強く強くオススメします




フェアバンクス アーバンのオーロラ






実は以前からオーロラについて記事にまとめたかったのですが

クズは私は後回しに・・・



ただ、ちょうど親友のひとりの旅先相談に北欧オーロラツアーを勧め

嬉しいことにこちらの提案を買ってくれたので

その友のオーロラ観察の助けに一役買いたいとの思いから

この機会に文章をまとめ、一気に書き上げます!

決めたらやり遂げる!

(11/7 12:00現在 その友人はオーロラ見れたそうです 追記)


これからの時期にオーロラ鑑賞ツアーに行かれる方も見えると思います

合わせてぜひご参照ください





オーロラとの出会い


私が初めてオーロラを見たのは22歳のとき

(22サイト言えばちょど3年前だった気がする 笑)

夏の間、夜中まで太陽に照らされ続けるユーコン準州(@カナダ北極圏)にて

約1ヶ月に渡る北極圏の放浪とイヌイット農家での異次元のファームステイを終え

その足でトロントへ向かう道中のこと

(当時は極貧なのでバス&ヒッチハイク移動)

グレイハウンド・バス(北米大陸を網羅する長距離バス)の乗り換えのため、

フォート・ネルソンという少しだけ南の街に到着した瞬間でした



無事文明に戻り

弱い自分を奮い立たせ北極圏に単身飛び込んだ達成感と

そして張り詰めた緊張感が解けて滲み出た疲労感を味わいながら


白夜の地域を抜け、久しぶりに夜を迎え、23時頃ようやく薄暗くなり

暗闇のグラデーションに目を奪われている瞬間でした




空に明るい雲がうごめいてる

それにしても変な動き・・・

???

なんだアレ???

???



こちらはイメージ写真 4年前ホワイトホース市街にて撮影



よほどアホ面で空を眺めていたのでしょう

Thats Northern Lights !!
(ノーザン・ライト 英語でオーロラの意)

同じく次のバスに乗り換えようとしているオジサンが、オマエ見たことないんだろ!?

とからかうように教えてくれたひと言により

私は光の原因をオーロラと認識し、妙に納得し

同時に鳥肌が立ち、全身の毛が逆立つほどの感動を味わったのを今でも思い出します




その半年後の極寒の冬、再び氷に覆われたユーコンを訪ねオーロラと再会

感動を重ねました

その後もアラスカをはじめとする旅のなかで度々巡り合い

いろいろな土地でいろいろなオーロラを見ることで

効率よく当てるコツも覚えました


その結果、過去に友達のオーロラ鑑賞をコーディネートしたこともあり

余命わずかな父にオーロラを見せるため、旅に連れ出したこともあり

それなりの確率でオーロラを当てられるノウハウを身につけたのでここで紹介いたします

(以下をご覧いただき、ご希望の方はガイドもしくはコーディネートいたします笑)



オーロラを知る


オーロラは、太陽から発生する太陽風が、極地の磁場に衝突して発光する現象と考えられています

北極・南極の周り、北緯60°前後で帯のように発生します

メカニズム



日本ではオーロラの存在自体を知っている方は多いものの、あまりに別世界の現象すぎてその正体が未知なので

オーロラは寒くないと見られない

冬でないと見られない

夜中でないと見られない

というような数々の誤解があります

ですが、実はそんなことはありません


実はオーロラは365日、24時間、発生している可能性があります。

極端な話をすれば

夏の昼間、サンサン( Sun Sun )と輝く太陽のもとでも発生している可能性はあります。

(そして本当に明るいものは、日中でも確認することもできます)


加えて南極付近の例えばオーストラリア南部や南アメリカ大陸南部でも観測できることはあります




ただ、あくまでオーロラは天体現象です

単純に暗い方がよく見えるので

夜が長い冬の方が、観測の確率が上がるということです

(オーロラ発生域の夏は白夜なので暗くなりません)


説明が回り道しましたが、その結果として

オーロラ観測の旅なら冬に極北へ行きましょう!

ということです

地表の気温や季節は、オーロラの発生には一切関係ありません!


流れ星を想像していただくとわかりやすいかと思います

流れ星も24時間365日発生していますが

流れ星が発生する条件が整い

暗くて晴れていればよく見える

というシンプルなものです




●まずは旅先を決める


ということで

気温が低ければいいというわけでもないのがオーロラ観測

そして北に行けばいいというものでもありません

(北極点では逆に見えないことも)

オーロラが見たければ、オーロラが発生しやすいエリアに行くのが鉄則です

しかもできるだけ晴天率の高いエリアを選んだ方が、確率は上がります

(基本的には内陸ほど晴天率が高い)



以下にオーロラ観測で有名な街を挙げます

カナダ・・・・・イエローナイフ
        ホワイトホース
アラスカ・・・・フェアバンクス
ノルウェー・・・トロムソ
スウェーデン・・アビスコ
        キルーナ



ただ、オーロラ観測の都合だけで旅先を選んでしまうと、

・昼間全くやることがない

・大自然すぎて自力では何もできず、移動にしても宿泊にしてもイチイチ大金がかかる

・万が一にもオーロラが見れなかった場合、何もできずに帰る

なんてトラブルが発生し

せっかくの旅が台無しになってしまいます


個人的にはある程度の都市機能や魅力的なアクティビティ、または観光地のある場所を目的地に選び

(私のオススメはホワイトホースとトロムソ)

そこを中心に何ヶ所か周りながら旅のなかでのオーロラ観測をオススメします




2年前 アラスカ・デナリ山域でのスキー



そしてできれば自力で移動できればベターです

(夜中に真っ暗な街の郊外まで車で走れたりすると確率が上がります)

当時の移動手段 @北極圏 ダルトン・ハイウェイ(ジャリ道 笑)





オーロラを観測する条件


ではオーロラの発生する条件とは。。。?

先述した通り

オーロラは太陽風が発生に関わる大きな要素です

太陽風の強弱がオーロラの発生に直結します

太陽風は太陽の活動から7日前後で地球に届くという逆算から

太陽の活動を観測しておき、太陽風が読めれば、オーロラの発生が『ある程度』予測できます

・太陽風

・当日の観測地の天候

このふたつがオーロラ観測を左右する大きな条件となります



そうは言っても、これらの条件は我々人間にはどうすることもできません

なのでオーロラを確実に見たいなら

可能な限り長期間滞在する

そしてある程度自由に行動できるようにしておく


というのが、なんだかんだで近道です


予報サイト


とはいえ太陽風を観測するなんて、我々には至難の業ですね

でも安心してください

太陽風から逆算し、オーロラの発生率と発生場所を『ある程度』予測するサイトが存在します



北米(ユーコン・アラスカエリア)

Aurora Forecast (クリックするとサイトに飛びます)
直近3日間のオーロラの発生率予測

Article Range (クリックするとサイトに飛びます)
直近3日間の発生予想エリア・発生率・天気



北欧(スカンジナビア周辺)

Norway Lights(クリックするとサイトに飛びます)
直近3日間の時間帯ごとの予測とオススメ度

Norwegian Centre for space weather(クリックするとサイトに飛びます)
ノルウェー各地の状況とライブカメラ

Aurora Service (クリックするとサイトに飛びます)
太陽風の強度の予測と発生エリア予測




こんな感じで教えてくれます

↓↓↓

Article Renge のサイトのページ例






これらを参考に、オーロラが出そうな日程やエリアを絞ることができます

(ただし、予測に反して全く輝かない、もしくは逆でいきなりデカいオーロラが出る、なんてことも多々)






●天体観測には不可欠な天候予測

いくら大きなオーロラが出ていても

曇っていたら何も見えません

そこで天気予報

Weather Forecast(クリックするとサイトに飛びます)

このサイトは、少しだけ慣れが必要ですが

Serach(検索欄)に目的地を入力すると、

雲の量、気温、降水量、日の出&日の入りなど

細かく伝えてくれます



例えばアラスカ・フェアバンクスの天気予測(クリックするとサイトに飛びます)

↑↑
こんな感じ






このサイトの読解が難しければ、

googleに 『 Fairbanks  Weather 』

(地名は各自の目的地)

なんて入力すればすぐ教えてくれます


天気を確認して、雲のない日時に観測しましょう




夜の時間を知る

しつこく言いますが

オーロラを見るには、暗い夜の時間帯のほうが断然確率が高いです

日本にいると四季を通じても極端に日照時間の差は感じません

でも上にて何度も申し上げている通り北極圏には、白夜と極夜があり、

太陽はズーーっと沈まなかったり

またはズーーーっと登らず真っ暗だったり

とにかく日本人には想像がつかないほど極端な動きをします



そのため毎日毎日 日の出と日の入りは刻々とズレていきます

その積み重ねで、日没時間は1ヶ月で2時間くらい変わります


なので暗くなる時間を知っておく必要があります



北極圏で日没の時間を間違えると、オーロラ観測の失敗だけでなく

残念ながら命の危険が出てきます。。。


なのでこのサイトを参照!!





↓↓↓


こんな感じでテキストとグラフで教えてくれます







このサイトを参照して、計画的に観測時間と行動予定を定めましょう

ノルウェー フィヨルドの白夜(夜中0時前後)




●最後の奥の手


こうして

・発生する地域

・確率の高い日

・当日の天候

・夜の時間

がわかったら

あとは天に任せてジッと待つのみ!!



と意気込みたいところですが、北極圏の冬の夜は寒いんです

特にアラスカだと、-35℃とかザラで、本当に死んじゃうくらい寒いです

(北欧は実は意外と暖かい)

夜中に外出してる人なんていません




そこでズルしちゃいましょう

ライブカメラです


自分が今いる街の空が写ってるライブカメラ映像をウェブで探し

空の様子を部屋から眺めます

(部屋の窓から眺めるよりキレイに見えます)




暖かい部屋で、シャンパンでもココアでも飲みながら

ライブカメラをつけてダラダラしてましょう


そしてライブカメラにオーロラが映った瞬間、服を5枚と厚手のダウンを着て外へダッシュ!


例えば。。。アラスカのフェアバンクス(クリックするとサイトに飛びます)

例えば。。。ノルウェーのトロムソ(クリックするとサイトに飛びます)

ホワイトホースのダウンタウンに現れたオーロラ
(ライブカメラではありません)





●まとめ


このように今やオーロラ観測は情報戦です

事前に確率が高い日程と確率が高い地域を割り出し、確実にオーロラを見つけましょう!


とはいえ、オーロラは自然現象であり、どこまで行ってもコントロールすることはできません

突然予測しない場所に現れたり消えたりするもの

その一期一会こそがオーロラの魅力のひとつであり

その希少価値こそが感動する最大の理由なんです!



なのでできるだけ長い時間北極圏に滞在し

オーロラばかりに気を取られず

オープンマインドで各地転々としながら旅を楽しみましょう

(そもそも北極圏というのは、過酷な自然環境なので、そこに滞在しているだけで価値のあることなのです)



ヘインズ・パス付近のカナダ・アメリカ国境



白い吐息に覆われた、大地を揺るがすほどのエルクの群れにめぐり合い

川や池、そして岩や地面までもが凍りつく光景に目を奪われ

自分史上ないほど厚着してマイナスの気温を楽しみ

道楽社長かのごとく、昼間ほんの少ししか顔を出さない太陽にありがたみを感じ

海を渡り我々モンゴロイドと同じDNAを持つと言われる氷の民イヌイットとの出会いに魂を揺さぶられ

北極圏にいること自体を楽しむ



そんな旅の移動中、車の窓からふっと振り返ると

頭上に光のカーテンが静かに揺れてたりするもの



鳥肌が立ち、言葉を失うほどの一期一会の出会い

してみませんか???


慣れればオーロラと記念撮影も可能 感動モノ!


※写真は全て私の撮影です







にほんブログ村 世界一周 ランキング参戦中!!

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

 

にほんブログ村


にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村


にほんブログ村 マリンスポーツブログ サーフィンへにほんブログ村


0 コメント :

コメントを投稿