2016年8月10日水曜日

体調不良 友人 インドネシアにて感謝の日々

【7/4  MON】


長い夜だった。。。

昨夜体調を崩してから帰宅後嘔吐、深夜に嘔吐


かつてどうにもならず腹痛、下痢、嘔吐が続き、気合いで治そうにもどうにもならず3日間寝込んだタイの悪夢が蘇る



特に変なものを食べた記憶もなく、

ヨーロッパからの時差
スキー場との温度差
寝不足で動き回っていた疲労

が原因かと考えながらうなされて夜を過ごす



眠りが浅く、汗が噴き出し、高熱を自覚

こういう時はたくさん着込んで熱を上げ、免疫を高めてウィルスを退治するのが良い



ようやく朝を迎え、少し症状が良くなった

ただ、こうして体調を崩すと決まってこの国と、食に嫌気がさす

帰国したくなる

普段の恵まれた生活に感謝の気持ちが湧く



松山夫妻との予定をキャンセルさせてもらい1日寝込んだ

ずっと濡れタオルを変え、買い出しをし、看病してくれた嫁にも感謝だ





【7/5  TUE】


だいぶ体調が回復

タイのように長引くこともなく、ようやく動けるようになった


午前ゆっくりし、日差しの下に1日ぶりに出る

やはり病み上がりには赤道直下の日差しがキツイ


食事にしても現地の物には恐怖心が出、抵抗がある

無性にカップうどんを食べたくなる



夕方松山夫妻とチャングーで合流しサーフィン

大して体が動かないと思ったのでロングを借りてタンデムすることに



そのままサンセットまで楽しんだ



夜改めてクタに集合、夕飯を食べて解散

僕は情けないながらスープとフルーツだけで済ませる








【7/6  WED】


宿泊しているホテルは昨日までの予約

チェックアウトし、料金の割に清潔なレギャンのホテルへ引っ越した



チェックインを済ませ入室した頃、妻の様子がおかしいことに気づく

どうやら体調が良くないらしい



こういう時は看病する人も感染することがあるので、マスクと消毒を徹底していた

それでも体調を崩してしまったということは、やはりウィルス性の感染症というよりは疲労の蓄積が原因のように思う


栄養剤やヨーグルトなど、思い当たるものを買い求め、看病をした




休息が必要なので、そのまま寝させて夕方だけホテルを抜けさせてもらい、レギャンビーチで松山さんとサーフィン

僕自身病み上がりながら、ワイドでそこそこ大きな波を楽しみ、サンセットを眺めホテルへ

やはり体調は未だに良くないようだ


夕飯になってもそのまま寝ているというので、さっと一人で松山夫妻と合流し、2人のお土産購入を手伝い、食事をして帰宅









【7/7  TUE】


松山夫妻は今日が自由行動最終日

松山さんのたっての希望でバイクで二人で本格的なワールドクラスの波が立つバドゥン半島方面へ


良さそうなポイントを探しながら南下するが、ドリームランド、バランガンなどの名ポイントですらフラット。。。



ウルワツをチェックすると、それでも頭オーバーくらいの波しか立っていない

我々日本人には一見大きく感じるが、しかしウルワツは世界に名だたるビッグウェイブポイント

こんな小さいサイズのウルワツは見たことがなかった




他に選択肢もないので、崖の面を縫う様に広がるウルワツ集落の狭い階段を下り、波しぶきが飛び散る岩だらけの洞窟から沖へ慎重にパドルアウト

松山さんにライン取りを案内するも、洞窟を抜けた瞬間に大きな海の景色が広がり、同時に横から川の様な流れが入り、あっという間に流される




まだまだポイントについてもビッグウェイブについても無知だった10年前

僕はここで死ぬ思いをした



崖の上から見た波と、いざポイントに入った時のサイズの違い

本格的なビッグウェイブのインパクトの迫力とパワー

そしてカレント(流れ)の向きと強さ


何も知らずに海に出て、海底に大きな岩が広がる崖を背に、津波のような波にもまれながら息も絶え絶え

岩や崖に叩きつけられても、波をモロにくらって海底に引きずり込まれても命の保証はなく

くじけて帰ろうにも、強い流れと大きな波を交わしながら洞窟を出入りすることから、戻ることすら許されずにいた

それでも絶えることなく襲いかかってくる大波に、本気で死ぬかと思った

それ以来、このポイントはトラウマで、バリに来てもウルワツには入らずにいた



それ以来のチャレンジ



ただしそれ以降、僕もいろんな国のいろんな波を味わっている

流れを把握してコントロールし、猛者が揃うなかで波をテンポよく掴み、満足いくライドもできた

波のサイズはかつて苦しんだ時ほどではないものの、自分の成長を確認でき、とても嬉しかった

松山さんもワールドクラスの波に挑んだ達成感を味わってくれているようだった



バイクでウルワツへ





一度ホテルへ戻り、体調不良のなか待っていてくれた嫁にリクエストのチーズバーガーを差し入れる

アジア諸国で体調を崩すと、その土地のものに拒否反応が出る

とはいえ日本食は手に入らなかったり、または価格が高かったりするので、マクドナルドでもいいから食べたくなったりする

体調不良でハンバーガーなんて気狂いだが、それでも選んでしまうほど現地の食を拒否したくなる

それほど苦しいのだ

こうしてワールドスタンダードを逆に利用する




夕方までにある程度回復が見られたので、まだ少しフラフラする嫁を支えながらサンセットを見に外へ連れ出す

インドネシアに入国して以来、一番の夕焼けだった







そして松山夫妻と最後の晩餐へ


勝手申し上げ、インドネシア料理を避けさせてもらい、窯焼きピザを食べに行く

松山夫妻は僕のアテンドに喜んでくれ、感謝してくれた

僕はみんなが楽しめる様に工夫し、滞在が有意義になる様に可能な限りのことをしたつもりだった

その思いが二人に響き、二人のハネムーンという人生の一大イベントを盛り上げられたとしたら、それ以上の喜びはない


むしろ二人がいることで全てが倍楽しくなる

一緒に楽しめる仲間がいることに感謝だ
























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