2016年7月31日日曜日

Welcome to Bali ,friends !!

【7/1  FRI】

バリに駆け付けてくれた友人の希望を集約し、本日の予定を組んだ

その目的地を巡るべく車の手配を試みる

ところがよもや、昨夜のうちに車が見つからないという予想外の展開となっていた



イスラム教のラマダン(断食)は宗教上の大イベントであり、終了を迎えるこの週はクライマックスとして特に盛り上がりを見せる

それに伴って大型連休を取る人も多く、普段出稼ぎに出ているバリの人の帰省、そしてジャワ島のサラリーマンの休暇などでバリに人が大勢押し寄せる

そのため島は人でいっぱい

観光地やそれに準ずるインフラは飽和してしまう

ただ、こんな事態は過去には経験したことがなく、年々リゾート化が進み観光客が増え続けているんだと痛感した



そして客の増加をイイことにバリの人達は高飛車になっていた

以前ならどんどん値引きし気持ちの良いほど食い下がって販売に必死だった物売りやタクシーが、今回は一度価格交渉を始めるとこちらの要求もそこそこに無愛想にプイッと踵を返し、他の客を探し始める


そもそもかつてとは違い、日本人ではなくオーストラリアの集客をメインターゲットとしている

オーストラリアはいま好景気に沸き、国を挙げての長期休暇制度も利用して大勢の観光客がバリに押し寄せる

学生の卒業旅行の行き先としても人気が高く、若いオージーも多かった

我々で言うところの沖縄旅行が学生に大ブームになっているといった風潮だ

しかもオーストラリア国内と比べ物価が破格なのだから、人気が伸び続けるのも納得



逆に日本人観光客は年々減少し続けるうえ、金払いも良くなので現地ではあまり相手にされなくなってきているのが現状

中国人の方がもてはやされている


日本人の世界的な需要が各地で低迷しており、それには危機感を覚える





話は逸れたが、普段は街でいくらでも手配できるレンタカーも、昨夜のうちに探せず、インターネットでも満車の案内ばかりだった




日が明けて、この日も朝早くから街で車を探し回るがなかなか見つからず

一件だけ友人のドライバー雇用付きなら貸し出しOKというローカルをなんとか探し出し、車代プラス日当を払うことでシブシブ了解した



みんなのピックアップが予定より遅くなってしまったが、なんとか集合


ドライバーのアディは日本語が達者でイイ人だったので安心

海外に不慣れなメンツもいるなか、とても心強い



まずはマッシーなファンウェイブが特徴のチャングーへ

サイズはセットで頭前後だったが、みんなで楽しめる波で安心した





そしてそのままワルン(海の家)で食事を済ませ、海に浮かぶバリヒンドゥーの聖地タナロット寺院へ

ココナッツジュース



急遽降り出した雨のなか、高田純次がロケをしていた







その後折り返してジンバランのシーフード屋台へ行く

かつてはビーチで夕陽を眺めながら食事ができ、時に足が波に浸かり、とても楽しい雰囲気で採れたてのシーフードが楽しめるエリアだった

ところが屋台とは名ばかり

ここもリゾート化が進みレストランが乱立するエリアとなっており、価格が高騰している

高すぎて注文を遠慮するほどだった

現地にしてみればインフレはいいことだろう

しかしかつてのバリを知る者としては、この変化は複雑な思いでいっぱいだ


生きた魚介を自分で選ぶ



生きたカニやロブスター、エビが沢山



このグリルですぐに焼き上げてくれる



ビーチでの食事は最高



残念ながら夕陽は出なかったが、風が心地よい




消化不良のまま宿泊地のクタへ戻り、みんなで街ブラし解散した





【7/2  SAT】

昨日の朝ドライバーと車を手配したローカルに、今日の分のレンタカーをまとめて確約できたのですっかり安心しながら起きた

しかしここはインドネシア

車をホテルまで届けてくれるという商談だったが、予定時刻になっても一向に配車担当が現れない



昨日話をつけたローカルに電話してもいま向かっているの一点張り

時間はドンドン過ぎスケジュールが狂っていく



諦めて別でレンタカーを探そうにも、今日の今日ではやはり見つからない

いい加減困り果てた頃、ホテルに配車がのうのうと現れた

当初の予定から2時間が経っていた



あまりに平然と現れたので不審感を覚え、遅刻の理由を聞き、遅れた分のディスカウントを要求する

すると、ただの渋滞で遅れただけで予定時刻には出発していたのだからディスカウントはできないとの返答


感覚の違いにただ呆れつつもしばらく揉めていたが、でも時間もないので早急に手続きを済ませチームメンチを迎えに行く

松山夫妻はハネムーンということもあり、本日ドレスでのフォトウェディングのため別行動


5人でウブドへ向かう



大渋滞が本当にひどい


神々が棲む島と呼ばれていた神聖な光景は影を潜めている

10年前からの4年ほど足繁く通い、2年前も短期で遊びに来たが、その頃とは大違いの混雑にただただ驚く



急いで進路変更し、抜け道を使い、遠回りながらハイウェイに出る

これが正解で何とか昼前に到着



ウブドは古い街並みが残る遺跡と舞踊の街

島に棲む神のひとり



遺跡に現れた神





ローカルと仲良くなった神




ランチを楽しみ、エアロビインストラクターの今井さん希望でバリのヨガジムへ連れていく



この街のカフェはハイセンス



ドリンクもハイセンス




するとレッスン開始までの時間がやや余ってしまったので急遽買い物に変更

スーパーと市場をサクッと周る

そして後からタクシーで駆けつけた松山夫妻と合流

どうやら松山夫妻は合流できるか不安でいっぱいだったようで、出会った時には安心のあまりハイテンションになっていた笑



ヨガ組を急いでジムへ送り、残るメンツでジャングルドライブへ向かう

後輩岩上は運転が大好き

たっての希望でジャングル探検を希望していたので、ジャングルを本人に運転させることに





ちょうど夕暮れの涼しく赤く色づいたジャングルを走り、日本ではありえないその色彩に見惚れながらドライブ

とてもいい時間だった

ジャングルのライステラス




原生林と田んぼに日が暮れる




ヨガ組も日本ではなかなかないタイプのヨガを体験できたらしく、充実した時間だったらしい


その後僕のお気に入りのジャングルを一望するテラスで夕飯を食べる

日が暮れるとジャングルの奥からは色々な鳴き声が聞こえて来る

これも日常の日本では経験できない

旅は最高だ

ジャングルを一望できるお気に入りのカフェ


ジャングル

みんなで食べる食事は最高




【7/3  SUN】

チームメンチは早くも最終日

朝早くから集合しサーフセッションを敢行




バリの朝は静かで空気もキレイで、清々しい




レギャンビーチはサイズアップしており、そこそこハードな波


数本乗った後ビーチに戻ると皆手こずっているようで、少しポイントをずらしマッシーなブレイクへ変更

犬に囲まれる雨女さん


気合十分でポイント移動



一緒にパドルアウトしてサポートすると皆何本か掴むことができ、とても満足してくれたようだ

ポイント移動正解



ナイスライド!



みんなで乗れば楽しいですね







そのままメンチはチェックアウトを済ませ、ショッピングをしながら見送りを兼ねて空港へ向かう



空港で最後に食事でもと思いきや、着いてすぐに出発ゲートがあり搭乗者以外は入れないとのことで急遽お別れに



とても楽しい3日間だったので寂しかったが、楽しい時間は本当に一瞬



海外で友達と集まるなんて夢のようでした

バリでみんなでパーティーという僕の想いに賛同し、安くない金額と貴重な時間を割き、仕事に都合をつけてまで駆けつけてくれた仲間

本当に感謝しています!

この恩義は絶対に忘れません!

普段ふたりで旅している僕たちにとって最高の時間でした

思い出をありがとう!!




こんな思いができるのも旅ならでは

仲間で行く旅は笑顔が溢れ、普段とは違った経験ばかり

やはり旅は最高だ!




その後松山夫妻とバドゥン半島へ

いよいよリーフが混ざるポイントでサーフィンをすることに



いくつか波チェックをしてドリームランドへ

するとビーチまで車で行けないという変なルールができており、近くの駐車場から多くの中国人に混ざってバスで向かうハメになった

ビーチもビーチで大にぎわい

なんだか腑に落ちないことばかりだが、ダブル近いサイズながらそれでも掘れずに気楽に楽しめる波で遊んでいるうちにテンションが上がり、ちょうど夕焼けを迎え、最高の気分になった


そしてクタに戻りローカル屋台村へ



するとなぜか急に食欲がなくなり、寒気がしてダルくなった

スパイスの香りがきつかったので席を立つと、吐き気を催し建物裏でリバース。。。


急な体調悪化に自分がビックリしたが、なんとか平然を装い松山夫妻をホテルまで送ってから帰ると本格的にダウン



ひと晩じゅう熱と吐き気に襲われ、辛く長い夜となった

一連の旅で初めて体調を壊し、不甲斐なさと悔しさでいっぱいだった









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