【4/26-28】
北部の観光地ケアンズへと向かう
グレートバリアリーフのビーチ |
まだ朝焼けのグラデーションさえ見えない夜中のうちに大きなボードケースを抱えてバス停へ向かう
その日は戦争の記念日だそうで、夜中のうちから人が大勢モニュメント前に集まっている
老若男女問わず皆家族で参加している
欧米諸国では、こうした国家の威信に関わるイベントへの参加率は高い
愛国心がそうさせる
かたや日本は、国家のイベントや戦争にまつわる儀式は高齢者中心のイベントになりつつあり、若年層の関心は低い
戦争について詳しくない者、終戦を祈念し戦没者を弔う儀式に疑問を持つ者まで様々
僕もこれを機に、海外の愛国心に倣い、自国の文化を見直したい
旅は自分の居場所や国を見直すきっかけとしても最適だ
ケアンズには午前中のうちに到着
飛行機移動は実に楽だ
空港を出ると亜熱帯特有のジメジメした空気が肌にまとわりつく
道にはマングローブとヤシの木が立ち並び、にわか雨が降り続く
ケアンズはグレートバリアリーフ観光の拠点として有名で、世界中から多くの人が訪れる
日本人もどうやらたくさん来るようで、お土産屋やレストランには日本語が並ぶ
ただ、現地で話していると、かつてと比べて近年日本人観光客は減少傾向にあるという
かつてというのはバブルの時代を指すが、当時は社員旅行から新婚旅行から、機を作っては多くの日本人がハワイやグアムなどのリゾートを目指したという
その目的地のひとつだったリゾートがケアンズだ
時代は変わり、海外旅行の目的地は現実的な出資の元で決めることが増えたようだ
加えて価値観も多様になり、韓流、ダイビング、エステ、サッカー観戦、ファッションチェックなどが旅の目的であることから、リゾートだけに限らない旅行者も多い
その中にバックパッカーという人種がいる
電波少年の大ヒット企画、ユーラシアヒッチハイクで、猿岩石が旅をして以来、日本はバックパックブームが押し寄せた問いう
そのブームは未だに健在で、
『海外旅行=リゾート=リッチ』
という図式を覆し、
『海外旅行≠リゾート=いかに節約するか』
という価値観の元、最小限の荷物で旅をする
旅費を安くあげるのがカッコイイとされるため、節約のために海外に行ってまで何もせず、その結果安く旅をしたといい出す人までいて、競争が行き過ぎになっている感も否めないが、つまり物価の安い東南アジア圏を目指す旅人が多い
そして近年のアジア食ブームと相まった結果、リゾートへの客足が遠のいたのだ
無敵のハワイを除いては。。。
話が逸れたが、とにかくケアンズは昔の人気スポットとなりつつあるようだ
変わりに中国人がとても多かった
彼らは彼らでバスで大挙として押し寄せ、なかなか自由に振る舞うものだから、これまた手強い
ケアンズに滞在中、グレートバリアリーフに浮かぶ島を船で巡った
グレートバリアリーフはその名の通り環礁となっており、珊瑚が波を遮る
その代わりに綺麗な水と穏やかな海を供給する
THE RESORT |
島は珊瑚のコーラル(石灰分)でできており、砂ではなく珊瑚の化石でできたビーチはとても印象的だった
あまり海中に行くことがないので楽しみだったが、海水がとても綺麗だった
そしてシーカヤックにSUPと、なかなかない体験をさせてもらった
ケアンズのビーチにはWiFiが飛んでおり、さらにBBQグリルまで備え付けで、海でパソコンでの作業をしながらご飯を食べられる天国のような場所だった
ビーチのBBQ施設(無料!) |
オージービーフでBBQ |
海の目の前でPC |
これでサーフィンができたら言うことなしだが
しかしオーストラリアの想像以上の居心地の良さと人の優しさに触れ、とてもいい経験ができた
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