【6/2 THU】
フライトのため移動
今回は羽田空港なので移動は楽だ
お世話になりまくっている嫁の実家から朝移動し、午前の国際便フライトに間に合う
北京でトランジットしてストックホルムへ
憧れていた地名に胸が踊る
所要時間は約16時間だったが、時差の関係で到着は夕方の5時
少し情報収集して手配していた車を配車し、空港を出たのは8時くらいになったが、それでも北の街は昼間のように明るい
アラスカやユーコンの感覚を思い出し、北にいることを実感する
ただし空港も道も清潔で人は優しい
スウェーデンはいきなり良い国だ
早速気に入った
ハイウェイに乗り、北上する
このまま北極圏、そしてヨーロッパ大陸最北端を目指す
走り出すと、長い冬から明けたばかりの息吹に溢れた草原、森、花畑が広がる
加えて陽が沈まないものだから、明るい色彩が鮮やかだ
夜なのに鮮やかな色に包まれる菜の花畑 |
ロングフライトで凝った気分をほぐしたところで車を停め、眠りにつくことにした
ちょうど目の前に北欧諸国の国旗が並んでいる
本当に、ついに北欧に来たのだ
北欧に来たのだ |
走行距離260km
【6/3 FRI】
湖のほとりを2時間ほど走り続け、石畳と教会が美しい街に出た
名も知らない街だが、滔々と流れる川によって育まれたであろう街だ
美しい川と街並み |
妻を起こし、教会でトイレを借りる
北欧は公衆トイレが少ない
ただし、入るトイレは全てもれなくキレイだ
このクオリティは世界最高なのではないか
美しい教会 |
教会を出て、同じ敷地内にあったケバブ屋で朝ごはんを食べることにする
店を切り盛りしてるのはパキスタンから来たという女性
まだ若いながらもテキパキと動きながら愛嬌良く話しかけてくれる
日本文化と日本人の優しさに感化され、日本に来たいと言ってくれた
浮世絵から始まりアニメを入り口に、日本文化に興味を持つ人は世界には多い
ただ日本では、そうして日本に興味を持ってくれた訪問客をもてなす準備ができているだろうか
標識も看板も日本語のみ
国民のほとんどが英語に拒否反応を示す
これでは観光客には厳しい
せっかくの訪日ブームに水を差すのは我々自国民である
ケバブ屋すら美しい |
北欧の物価はかなり高いと聞いといたが、想像していたほどではなく安心した
そして先ほどのケバブを始め、何を食べても美味しい
スーパーの食品のクオリティも高い
旅は北上を続ける
スカンジナビア半島の内海、ボスニア湾を右手に見続ける
ボスニア湾の田舎のハーバーすら美しい |
ケバブを食べて何時間経っただろうか
スカンジナビアはとにかく南北に長く、ようやくフィンランドへと国境に着く頃にはすでに夕方を迎えていた
スウェーデン最後の街にて、スウェーデンブランドの代表IKEAに寄り備品買い出しをする
本場IKEA |
EU圏の国境は、アメリカ大陸に比べてあっさりとやって来る
日本でいう県境に毛が生えた程度だ
パスポートの提示などもちろん不要で、カメラが通過車両を撮影しているのみで言わば素通りだ
フィンランド国境 |
そうしてフィンランドに入国した
フィンランドでは湖と白樺の美しい景色が続く
時折野生のムーミンが姿を現す
国境から2時間ほど走り、北極圏入り口の街、ロヴェニエミにたどり着いた
街には大きなスキー施設と多くのキャンプ場
どんな街にもスキー場とシャンツェがある |
スーパーで買い出しをして、川岸で持参したシングルバーナーを取り出し調理する
ここまで来るとほぼ24時間、太陽は沈まない
白夜のおかげでキャンプ生活は快適だ
気温は6月にして8℃
加えて風が冷たい
さすがに北極圏至近だ
ただ、アラスカ北極圏に比べると、未開拓な感じが薄い
そんなことを話しながら、美しい景色を眺め、自然と旅の時間に身を委ね、温かい料理を食べる至福はこの上ない
絶景レストラン |
夜の0時を過ぎ、太陽が夕焼けのごとく北の空を赤く染める
そして輝きながら、東の空に向けてまた登り始める
その神秘的なグラデーションを眺めながら眠りについた
深夜0時の白夜 |
本日の走行距離946km
2日間累計走行距離1206km
違った目線と独特の感性でオモシロいです
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