2016年6月27日月曜日

北欧スカンジナビア 最後の1日

6/7 TUE

朝から森をドライブし、トナカイを掻き分けながら(ヨックモック)という街に寄る





この街は極北民族の雑貨小物で有名な街だ


雑貨屋でも探そうと思っていたが、昨晩シャワーを浴びられていないので、その前にサウナを探すことにした

インフォメーションセンターに寄り、短い白髪&ブルーアイラインがきらびやかなマダムに尋ねる


するとキャンプサイトのサウナが使えるとのこと

予約までしてくれる面倒見の良さに甘え、早速向かう


サウナ



ここはフィンランドよりはパブリックな感じ

男女別でタイル貼りだ

でも二人で40SKO(約¥460

北欧の旅は不便が少ない


スーパーでも美味しいサラダバーとスウェディッシュチーズを楽しむ

アメリカより安く健康で美味しい食事が気軽に摂れる

本当にいい国だ

スウェディッシュチーズ



だいぶノンビリ、スッキリし、さらに南下

この辺りで北極圏を出る

北極圏はやはりロマンが詰まっており、今回も多くの絶景と経験を目の当たりにした

後ろ髪を引かれる



僕の極北へのこだわりは、10年以上前にカナダ・ユーコン州に住み込んだ時からのものであり、その思いを綴った投稿をWebメディアのTabippoにて紹介させてもらっております

こちらから御覧ください




夜はヨットハーバーにてシングルバーナーで調理


ヨットハーバーで自炊



洒落たヨットハーバーに白夜の夕焼けは映える

洒落たハーバーと洒落たボート





南下したとはいえ、未だ風は冷たく寒い

しかしこの位置では完全な白夜にならず太陽は沈む


23時くらいには星が見えるくらいまで暗くなり、1週間ぶりに夜を迎えた


スウェーデン内陸の道はとにかく森を走り続ける

景色が変わらないので眠くなる


久しぶりに星を眺めて運転していると暗さがその眠気を増大させる


レストエリアになんとか転がり込み、泥のように眠りについた


本日の走行距離1042km
5日間累計走行距離4298km







6/8  WED

ついに北欧スカンジナビアで最後のフリーな1日となった

できればオスロに寄ってからストックホルムに帰りたい

そして明日のフライトは早朝

なるべく早くストックホルム入りしたい


ただ、昨夜思わず寝てしまい、現在地からオスロまではまだまだ300km以上距離がある

オスロとストックホルム間は約450km

ここの所の運転疲れもあり、オスロを断念し、ストックホルムに向けて走り始めた途端、ナビが珍しく提案してきた

Calculating the shortest route to Oslo  (オスロまでの最短距離算出)

そして240kmとの表示

マジか!そんな機能あるのか!

そしてよくやった!

240kmなら向かう!

と意気込んでUターンし走り出した



分岐の道では標識が指すオスロ方面とは逆方向に向かっており、不安に思いつつもナビに従う

ついにハイウェイをも外れ、小さな教会の角を曲がる

森に入ると山道だ

なるほど、山道かと思っていると、なんと未舗装の道に出た


これは困った

いくら最短距離とはいえ、未舗装の山道ではスピードは60kmくらいしか出せない


案の定、だいぶ到着予想時間がずれ込んでくる

ようやくアスファルトの道に戻ると、焦りからかアクセルを踏んでしまい140kmで飛ばす


するとノルウェー国境にたどり着いた

例のごとく入出国に際して手続きは不要

構わず走り抜ける


交差点が近づいてきたのでアクセルを緩めると、後続の車が追い上げてきてサイレンを鳴らされた

!!

しまった!!

スピード違反か。。。


おとなしく停車すると私服のオジさん

だいぶ飛ばしてたね~なんて言われながらパスポートの提示を求められ、荷物をあさり始める


おいおい、何してんだ?警察だとしても荷物を触るのは許可がいる


と詰め寄ると

We are toll customer (我々は税関職員だ)


なるほど、越境査定がない代わりに不審車両は抜き打ちチェックしているということか

そして140kmで国境を向けた僕が審査対象となったわけだ


そのオジさんが荷物をあさりながらトランクを開けると、未舗装の道の揺れでも高速で走り続けた山道の揺れでも起きなかった嫁が出てきた

(寝ていた)



オジさんは驚いていたが、それも納得

よくあの揺れで寝続ける

(そこではない)



というわけで、警察ではないのでスピード違反は取り締まられず、胸をなでおろした

そして1時間ばかり走り、ノルウェーの首都オスロに辿り着いた


歴史的ながらも綺麗で清潔な街並み

路面電車と電気自動車のハイテク感

久しぶりの都市だったこともあり、とても新鮮だった






しばらく街を散策し、オスロを代表する作家、ムンクの絵を見に行った

目当てはもちろん『叫び』





他にもルノアールやピカソの絵が貯蔵してあり、野営の我々に文化的刺激をくれた


ルノワール





ピカソ



透明感



そしてバタバタとストックホルムへ折り返す

オスロを出るハイウェイで、久しぶりの渋滞を味わいながら出発


ノルウェーで調達したノルウェーサーモンを楽しみながら走り、ストックホルムに着く頃には月が輝いていた

月を見るのも久しぶり

それだけ特別な経験をしていたのだ

神秘の白夜

またいつか味わいたい


空港に着くと、長距離運転を無事乗り切ったことに安心し、すぐに思わず爆睡

『叫び』にも似た表情で




本日の走行距離812km
6日間累計走行距離5110km









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