2016年6月16日木曜日

念願の欧州最北端へ 白夜のフィヨルドでスキー!

6/4 Sat



朝から自炊し、スープを食べ、体を温める



北極圏の夜はさすがに冷え込んだ

加えてひと晩中明るかったせいで、
妻はあまり眠れなかったようだ


美しい白夜




この日は妻が楽しみにしている場所に行くことになっていた

サンタクロース村だ

世界で認められた、正真正銘のサンタクロースがいるらしい


街から少し走り、ちょうど北極圏の境にある大きな石壁のメルヘンチックな建物に到着

するとどうだろう

不思議なことに、こんなオッサンでもドキドキし始めるではないか!



中に入ると、ライトダウンされた小さな部屋に、スポットライトを浴びたあの白ヒゲが浮き上がっている

おぉ!
本物だ!
絵本の通りだ!


ユーミンは、サンタクロースは絵本のお話で、恋人がサンタクロースよなんて歌うが

しかし僕の目の前にいるのは紛れもない本物だ
(完全に持ってかれてる。。。)



しかも日本から来たよって言った途端に、


あー久しぶりだね、覚えてるよ
子供の頃くれた手紙もまだ保管してあるよ

なんて笑いかけてくるものだから、なかなかツボを突かれる


こちらは逆に、白ヒゲからボロが出て夢が壊されてるのをおそれ、あまり突っ込んだ質問をできずにいる


すると、
写真でも撮ろうか
あそこのエルフに頼もう

と促してくる


エルフは到底夢の国とは思えない最新のカメラとiMacをツラツラと操作し、モニターに映し出されたスリーショット写真の購入を優しく提案してくれる


ありがとう、サンタクロース

一瞬でもいい夢見させてもらったぜ!


リアルサンタと北極圏到達証明書





夢のような心地のなか、トナカイではなく車に乗り込みアクセルを踏んだ



サンタクロースの大切なお供であるトナカイはこのあたりから森に多く見られるようになる


トナカイの群れ




意外と目つきが悪い




さらに北上をつづけると、フィンランド発祥のサウナが目に留まり、本物を体験すべく駆け込む

日本の温泉よりおよそ清潔なサウナは、ここのところ入浴できずにいた僕らの心と体を温めるに充分だった




本場のサウナ





近くの集落では、色鮮やかな民族衣装の老夫婦(野生のムーミン?)を見かけ、話しかけてみる


察するにロシア系の原住民なのだが、驚くほど英語が通じない

あちらは僕たちの意に関せず、ピロポロピロポロと不可解な単語を並べては笑っている

どうやら衣装の説明をしているのだが、まったくわからない

それでも老夫婦は発言をやめないのが愉快だ


会話にではなく、そのなりふり構わぬやり取りに思わず笑ってしまう

なんともコミカルな夫婦だ


それでも我々を歓迎してくれているようで、それだけは嬉しかった



ロシア寄りのサーメ民族と思われる





その後、北欧インテリアのハイテク&ハイセンスカフェでランチを済ませる


ドリンクバーはタッチパネル





北欧インテリアがハイセンスすぎる





すると大粒の雪が降り出した


ロシアとノルウェーの三つ巴国境近く

思えば遠くへ来たもんだ



図らずも西高東低で寒気が流れ込み、雪が降る






今回の一番の目的地である、ヨーロッパ大陸最北端のノールカップには今夜中に到着できそうだ

むしろ白夜を見たいのだ

夜中着が都合いい



例のごとくあっさり国境を抜け、ノルウェーに入ると、急に道の起伏が激しくなる




ノルウェー国境




そして1時間ほど走り水辺にたどり着いた




大きな川か

それとも険しく入り組んだ湖か

と思っていると、ノルウェー海との表示が



つまりこれは海


これがフィヨルド


切り立った山と静かな海 フィヨルド


















海岸は全て崖になっており、静かな入り江をはさんで険しく切り立っている

まるであの急峻なロッキー山脈を海に浮かべているようで


そんな美しい山並みが海に浮かび、そして小粋に佇む家並みやボートが風景を彩る

いままで見た景色のなかでも抜群にキレイだった







フィヨルドの漁村





森と湖を丸2日見ながら走っていた僕たちは、ハンドルを切るたびに現れるそれぞれ雰囲気の違う入江に魅せられた



海岸線を縫う道は、これまでよりもスピードも出ず、ナビ上をぜんぜん進んでくれない

でも景色が気分を盛り上げてくれるので、時間と疲れを感じない




フィヨルドに差す光





トナカイとフィヨルド





そうこうしながら、残雪の残るフィヨルドを見つけて滑ってみる

海、しかもフィヨルドをながめながら吸い込まれるように滑る感覚は、この先忘れることはないだろう



白夜のフィヨルドでスキー







夜中になりようやく、ようやく最北端ノールカップ岬へ到着した



ノールカップ





風が強く吹き荒れ、最果てという感じがする

ところが残念なことに、曇ってしまって念願の真夜中の太陽が見えない


真夜中の太陽は隠れたままだ





一生分の曇り運をここで持ち出してしまったようだ



しばらく極寒の岬で晴れを待ったが、それで状況は変わらず



悔やんでも悔やみきれないまま、とにかく長くて目まぐるしかった1日の疲れに身を沈めた




走行距離799km
3日間累計走行距離2002km










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