【9/13 TUE】
またいつか来るだろうと予感しながらサンフランシスコを発ったのが約半年前
それからこうしてすぐにカリフォルニアに戻ってきてしまった
これでカリフォルニアに来るのはもう6度目だ
降り立つたびに、カラッとした空気とマイ・ウェイを貫くハイセンスなファッショニスタに心踊る
カリフォルニアは僕にとって特別な場所のひとつ
今回は中米への足がかりとしての寄港ながら、運命的な巡り合わせを感じる
実は他にも選択肢がなかったわけではないが、WSL(ワールド・サーフ・リーグの略でサーフィンの世界峰トーナメント)のうちの1戦がたまたまこの時期にカリフォルニアでラウンドするというので、本物のサーフィンを嫁に見せようかと思った
(もちろん僕も見たかった)
かつて千葉とハワイ・パイプラインで生で観戦しているものの、今のルーキー達の試合は見たことがないので
時代を先取るスターをこの目で確かめたかった
。。。と思っていたら、注目のスター達は軒並み番狂わせを食らっていると公式サイトが伝えている
それどころか、波のコンディションを考慮してか、2週間の期間を設けて予定している大会はかなり前倒しで進み、すでにセミファイナル以降を残すのみとなってた
時差を経て本日試合が行われ、すでにイベント自体が終了していないか心配になった
到着して終わってましたでは元も子もない
空港を出て手際の悪い受付で異常にデカいレンタル・バンを借り、夜のハイウェイに走り出る
半年前のアメリカ・ロードトリップがフラッシュバックする
気分が盛り上がってきたところで会場となるトラッセル・ビーチに到着
暗闇でも会場のテントとゲートがまだ撤去されていないのが見て取れる
まだセミファイナル以降は行われていないようだった
僕と嫁はこの半年続けてきたロードトリップの成果とばかりに、テキパキと手馴れた動きで寝る支度をし、ガランと空いた広すぎる貨物スペースに潜り込む
そして日本から持ち込んだコンパクト・シュラフと念のため拝借した飛行機のブランケットに包まれ眠りにつく
・・・寒い
貨物スペースは断熱材を使っていないうえ広すぎる
そしてカリフォルニアの夜が想像以上に冷え込む
想定外の寒さに、夫婦は気味が悪いほど絡まり合ってなんとか夜を明かした
【9/14 WED】
寒さで何度も目覚める
なかなか朝が来ない
うっすら東の空が明るくなった頃、どうにも休まっていない凍えた体を引き擦りながら会場近くのファーストフード店へ転がり込む
温かいカフェオレが体にしみる
次第に明るくなる空につられるように体が温まり、海へ向かう気力がようやく出てきた
鈍い動きで支度をし、カメラを詰めたザックを背負いスケートで向かう
あくまでもカリフォルニア・スタイルだ
途中すれ違ったサーファーに、WSL開催の様子を伺う
今日のコンディションならセミファイナルとファイナルを実施できるってさっき決まったみたいだぞ
ヒゲ面がウェットスーツを脱ぎながら答えてくれた
結果としてこの日にトラッセルズにいられるのは、いいタイミングとなった
会場は朝早くにもかかわらず、多くの人が詰めかけていた
まずはレディースのセミファイナルからオープン
スタートがアナウンスされ一気に会場に緊張感が張りつめる
波は肩~頭程度
左右に綺麗に割れる美しいコンディションだ
実況も同じことを言っていたので間違いない笑
女性とは思えないキレた動きに驚く
メンズのヒートとなり、勝ち残っている中で一番のスター、ジョディー・スミスが登場すると、ギャラリーのボルテージは最高潮に
気づけば会場は平日にもかかわらず人でイッパイだ
こうしたイベントへの関心やスポンサーの規模を見ていると、サーフィンはこちらでは間違いなくメジャースポーツで、選手は間違いなくスターだ
欧米諸国のスポーツの裾野の広さにはいつも驚く
ブラジルの新鋭がバンバン波を取り、じわじわとポイントを稼ぐなか、ジョディーは落ち着いて身動きすら取らない
ようやく波を選んだと思ったら、爆発でも起きたかのようなダイナミックすぎるカービングで一気に高得点を叩き出し、圧巻の試合運びで対戦相手を退ける
結局若干24歳のスターは貫禄さえも感じさせる滑りでそのまま優勝を勝ち取った
ローカル選手の登場やスターの動きひとつひとつに反応し歓声をあげるアメリカ人のリアクションのおかげでかなり楽しめた
その後フラフラとハイウェイを走り、サーフタウン・ハティントンビーチへ
時差ボケと寒さボケで寝不足の僕たちは、カリフォルニアの強い日差しの陰で昼寝し、ノンビリ平和ボケして過ごした
違った目線と独特の感性でオモシロいです
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