昨夜オーストリア入りし、野営
朝はのんびり自炊
天気予報では、ここ数日の間では今日のオーストリアのみ晴れとのこと
その情報をもとにやってきた
ここHinter-Tux(ヒンタートゥクス)は、氷河スキーの中でも365日スキーができることで有名
アルプスにはたくさんの氷河エリアがあるが、多くは観光シーズンの夏まで一旦営業を止める
オフシーズンとなる6月でも営業をしているのはここだけだ
向かう道はチロル感満載で、ハイジが歩いていそうだった
スキー場が近づくと氷河が見え始め、気分が高まる
奥の氷河がスキー場 |
駐車場には各国ナショナルチームのバンが
さすがはスキー夏合宿のメッカ
準備して早速ゴンドラに乗り込む
ベースからしばらくゴンドラに揺られていると雪が見えてくる
2台乗り継いで3000mを越える頃にはもう一面白銀の世界だ
とんでもない急斜面に索道されている
よくこんなところにゴンドラをかけたなと、本当に驚く
ゴンドラからの景色 |
山頂に着く頃には氷点下の気温になり、どこか息苦しい
そして目が痛いくらい日差しが眩しい
雪の上にいるのが不思議な感覚だが、気分が高まり自分が喜んでいるのがわかる
滑りだすとその爽快感に自然と笑みがこぼれる
やや重い感触だが、でも春の日本よりもよっぽど滑りやすい
氷河を滑るのでロケーションが日本と全く違い、荒い岩山がどこまでも続く
イタリア領域まで眺めが効くほど晴れているので、とても見ていて飽きない
奥はイタリアのドロミティ |
ところが数本滑るうち、急に雲が張り出してきた
急遽雪が降る
たまらずロッジへ避難し、外を眺める
6月中旬でこれだ
厳しい環境にいることを実感する
ロッジの焚き火とオーストリアの炭酸飲料 |
1時間ほど待っただろうか
外が明るくなったので再び外へ出ると、もっさりスネまで積もっている
ワクワクしながらゴンドラに乗り、降りる頃には晴天
この時期にピーカンパウダーとは格別だ
やはりこれこそスキーの醍醐味
リセットされた斜面に弧を描き、スプレーを飛ばす
嫁が珍しく歓声を上げているのを見て、安心する
結局このまま営業終了ギリギリまで滑りきり、スタッフに催促されながら下りゴンドラに乗り込む
想像を越えた1日に満足する
下山した僕たちは、インスブルックの街へ出る
郷土料理と街並みを楽しみ、オーストリア発祥のスイーツ、ザッハトルテをテイクアウェイして走りだす
オーストリアの定食フニッツェル(カツレツ) |
ザッハトルテはザッハさんが作ったスイーツらしく、本場のものは甘かった。。。
地元オーストリア代表のEUROの試合が始まっていたが、翌日スイス入りしたかったので途中まで見て出発
スイス国境を夜中に渡り、ダボスに向かう峠で、再び雪に見舞われる
車には雪がこんもり乗っている
かなり外は冷え込んでいる
ダボス近くのパーキングでそのまま眠気に負けて野営
本日の移動距離462km
16日間の累計走行距離10578km
【6/19 SUN】
パーキングはハイジランドという名前でプチテーマパークとして売り出していた
よく見るとあまりにリアルで可愛くもないハイジが時計台に組み込まれており、時間になると現れる
夢を壊すな笑
スイスはユーロを採用しておらず、スイスフランとなる
為替レートでいうとユーロとあまり変わらないが、でもスイスに入った途端、あらゆる物の値付け額が大きく上がる
これが噂のスイス物価かと思い知る
しかもトイレに入るにもイチイチ課金
なかなか面倒な国だ
今日は、アルプスのユングフラウ周辺の観光の拠点となるインターラーケンで、プロスキーヤーの中島リキさんと食事の待ち合わせをしている
予定より早く到着したので、インターラーケンよりさらに山間の街、グリンデルワルドまで上がる
早速かの有名なアイガー北壁が姿を現わす
あの壁を登るのかと思うと背筋が凍るくらいの大きくて急な斜面だ
迫力のアイガー北壁 |
その周辺の氷河も見れたが、どうもアクセスに時間とお金がかかるらしい
片道で約8000円
んー高い
かといってハイクするには時間がない
今日のスキーは断念した
どうもスイスは、日本が明治時代の頃にすでに山岳鉄道の工事を始めていたらしい
山の岩盤をくり抜き、山の中腹まで一気に登るなんて発想、今の僕たちにもできない
とんでもないことを考え、そして実行する人がいるもんだ
そして街をぶらぶら歩き、インターラーケンに戻る
WiFIを探し、リッキーさんと合流
本来ならここでスイス料理でも!となるのだが、スイス料理のディナーは満足度が低い上に一人5000円ほどかかるらしい
諦めてHOOTERSというアメリカンダイナーへ
ここまで来てアメリカの料理を食べることになるとは・・・
リッキーさんは、夏の間スイスでトレッキングガイドの仕事をしている
いろいろな情報を聞くことができた
そして、食後にインターラーケンの街をガイドしてもらった上、車泊の僕たちにシャワーを提供してくれた
馬車と縦列駐車 |
バックモニターに馬 笑 |
感謝です、リッキーさん!
その後、明日の予定を相談
どうもスキーはマッターホルン方面まで行かないと難しいらしく、スキーは断念
ユングフラウを少し登って、遊びながらドイツ方面まで帰ることにした
するとリッキーさんが、そのコース俺も同行しようかな
なんて言い出す
旅人はフレキシブルかつ貪欲だ
明日のプチトリップが決定し、早く寝ることにする
僕たちは朝からの行動がスムーズになるように山で車泊
リッキーさんと明日の約束をし、ご好意に感謝してお別れした
本日の走行距離200km
17日間の累計走行距離10778km
違った目線と独特の感性でオモシロいです
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