2016年5月2日月曜日

LAビーチ LAスタイル そして公安当局とバトル

【2/19 WED】


昨夜から僕の大好きな街サンタモニカに滞在している

10年前くらいに初めてこの辺り一帯を訪ね、横ノリ溢れるカルチャーに衝撃を受けたのが始まりで、以来すっかりリピートしている

Santa Monica Beach

宿はビーチに面しているので、朝からビーチを歩く

ビーチウォークでは老若男女問わず、多くの人がスケートボードやインラインスケートでクルーズしている

みな一様に陽気だ



キッズから年配の方までが、スケートパークでビタビタにキマったスタイルでライディングしている姿を見ると、もはやカルチャーという表現がふさわしい


一過性の流行ではこうはならない



High Ollie @ Venice Beach


















日本の環境は、これにはまだまだ程遠い

保守的な日本では、横ノリやアクションスポーツは未だに異端児の扱いであって、なかなか理解と環境整備が進んでいない


実は北米の道路には自転車専用のレーンが多い

道路の端の車線を自転車専用レーンとして設定したり、公園の道を歩道と区切って自転車専用レーンとしたりとその形式は様々だが、とにかく車の道路とも歩道とも違う、自転車専用レーンというものがある

この時点で、自転車への理解が進んでいるのがわかる

こうなれば自転車はモータースポーツと同様に、ただの移動手段からスポーツへと昇華する

そして驚くべきことに、スケートボードやインラインスケートが、この自動車レーンを走れるのだ

したがって、スケートボードやインラインスケートが交通手段として成り立っている

車道とも歩道とも違う道を走れるので、それぞれの安全が担保されているのだ


自転車レーンとスケートボード




そしてここに来ると、かつて見た「DOGTOWN&Z-BOYZ」という映画を決まって思い出す

まだ横ノリ黎明期の実話で、サーファーの派生からスケートボードの発祥など、プレイヤーにとって心くすぐられる再現ドキュエメンタリー映画である

その舞台がここロサンゼルスからサンタモニカ周辺

この地から生まれたサーフブランドも計り知れず存在する

つまりここは、何世代も前から横ノリシーンが存在するそのカルチャーの中心地



生活の仕方もスタイリッシュだ

ガラの悪い輩でも、ちゃんと朝起きてサーフィンなりスケートボードなり、自分の活動を始める

そして体に悪い物は食べず、サラダ中心のオーガニックな食生活

仕事はさっさと済ませ、早く帰って家族と自分の時間を過ごす

残業に追われる日々や、肉にかたよった偏食をダサいと嫌う

ファッションはもちろんだが、生活すらサラリとスタイリッシュに纏う






サンタモニカ




ローカルのひとりひとりがこの自由でスタイリッシュな過ごし方を楽しんでいる

このシックな雰囲気と、ヤシの木がオシャレに茂るビーチが、より一層僕の心を鷲掴みにする




ビーチクルーズの後はベニスベーチでサーフィン

カリフォルニアは世界的に有名なサーフポイントが点在するものの、ハワイ・ノースショアやインドネシアの島々のようにビッグウェイブが売りではない

どこか日本に似た、それでいてクオリティの高いビーチブレイクが特徴なのだ

日本にカリフォルニア発祥のサーフブランドが多いのは、必要な性能がカリフォルニアと似ているというのが理由のひとつだ



この日もキレイにショルダーが張った早めの波がビーチで炸裂している

サイズは頭前後と、日本でも充分あり得るシチュエーション

怠けた体ながら、楽しませてもらった


ピアから眺める




その後、このエリアの代表的な風景であるピア(埠頭)と、その上に建てられた遊園地

その向こうの水平線に丸いまま沈んだオレンジを眺め

その光が充足感を与えてくれる

なかなかこの景色は見られない


いつもここは夕陽がキレイだがこの日は格別




ぜひこのヴァイブスを味わいに行って欲しい

やはり旅は最高だ


ピアと遊園地と夕焼け




Venice beach



走行距離60km
11日間累計走行距離4712km





【2/20  THU】

朝起きてサーフィンへ

2日連続でサーフィンすればキレは戻るし、ポイントの癖も多少慣れる

澄んだ海はまだまだ冷たいが、でも朝から文字通り順調な滑り出しだ


California Surfing




妻は昨晩体調を崩したので、今朝はゆっくりの行動

でも僕の和製パスタによりどうやら体調を取り戻した

こういう時にキッチン付きのゲストハウスは助かる

自炊ができると、アメリカの高くて美味しくないレストランに行かなくて済むし、好きなものを好きな味で作れる

やはり食は体づくりの根本だ




安心したのも束の間、今日はこの旅一番のトラブル発生

しかもあろうことか、たて続けに駐車禁止を切られた


アメリカでは路上駐車は基本的には許される

ただ、禁止エリアが存在し、そのルールを知らずに駐車していると厳しくペナルティが与えられる

ペナルティは罰金$60〜$80程度

もしくはレッカー移動

実は僕は過去に2度もレッカーされている



レッカー(現地ではTow Awayという)されると、レッカー会社を探し、その事務所まで自力で行き、レッカー代金($300〜$400)を払わなくてはならない

大金と半日程度の時間が奪われる



日本のように警告で済むことはまずなく、有無言わさず、容赦なく車を持って行かれる

トラウマになるほどの罰だ


今回は罰金を2度重ねて取られた

1度目は曲がり角付近に設定されている駐車禁止エリアに、バンパーがかかっていた

2度目は、5分以内のみ駐車が許された送迎レーンに駐車した

という旨


1度目もかなり際どかったが、まぁ非を認めよう

ただ納得いかないのは2度目だ

僕達は車の目の前の店にいた

腑に落ちないのは時間がほんの2〜3分だった点


駐禁を取られると、オフィサーにより切符がフロントガラスのワイパーにはさまれるが、僕はすぐその切符に気づき、あまりに強引な取り締まりに憤慨した

取り締まったオフィサーがすぐそこにいたので、急いで追いかける

時間的にも居場所的にも違法でなかったはずだと必死に交渉

路上で車ごしに口ゲンカになるが、いくら追いすがってもオフィサーは聞く耳持たず走り去ってしまうのであった

この怒りをどうしたらいいのかわからず、空を見上げながら車まで歩く



結局合わせて$150もの罰金

節約旅には優しくない出費となった


このブログを読んでくれた方々、くれぐれも駐車禁止に気をつけて頂きたいです

交通ルールと駐車禁止対策、そして万が一切符を切られた際の対策は、改めて旅情報としてまとめます

ご期待ください



その後、気をとりなおしてビバリーヒルズ、高級ショッピングストリートであるロデオドライブ、ハリウッドを眺める

ロサンゼルス近郊は、VOLVO、 BENTZ、BMW、JEEPなどばかりが行き交い、その時点で驚いていたが、ここビバリーヒルズはその上を行った

我々の感覚でいう高級車すら見つからない

テレビで見かけるスーパーカーしか走っていない

ランボルギーニ?

カイエン?

自分に縁がないとこんなにも無知なものか


家にしても広くて綺麗な宮殿のような家ばかり

恐ろしい世界があったものだ



Beverly Hills

その後、テレビで散々見たハリウッドのサインを眺めながらロサンゼルスを離れる



Hollywood Sign




しばらく走り、ヴェンチュラにて僕が盲目的に愛用しているPatagoniaの本店と工場を見学

Patagoniaは自然環境に配慮していながら先端技術を多分に盛り込んだ機能性と、それを崩さぬデザイン

そして高すぎない価格

何より宗教観さえ感じさせるブランド哲学に共感し、愛用させてもらっている



カリフォルニアには、VANS、ONEILL、VOLCOM、OPなど多くのサーフブランドやアパレルブランドの本拠地が軒を連ねるが、Patagoniaの本店と工場が一番僕にとって感慨深かった

ここからPatagoniaが始まったのだ


パタゴニア本店

本店からビーチはすぐそば

夕焼けの中、サーフィンに興じるローカル親子にたそがれ、根付いたカルチャーを噛み締めながら山へ向かう

Ventura Surf Session





走行距離588km
12日間累計走行距離5300km




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